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祝・片付けられない人 卒業!

お片付けノートについて総ふり返り

あっという間に3週間経ちましたね!

続けられたみなさん、本当におめでとうございます!!

時にはお休みする日もあったかと思いますが、そんなことは1ミリも反省する必要はありません。
いいんです、いいんです。今日まで「片付けよう」と思いながら生活する日々が

『毎日』続いたことがすごいんです。

「いい加減片付けないとな…」「いつかはやるとは決めている!でも今は無理…」など、

とにかく片付けを億劫がっていたのはほんの少し前のことです。
でもいまは毎日「よし片付けよう」「今日は何を処分しよう」という気持ちを

前向きに持ち続けられているのではないでしょうか。

「片付けよう」という気持ちを当たり前に毎日持ち続け、少しずつでも面倒がらず片付けている人。
それが「普通に片付けられる人」です。

みなさんはもう、毎日「何かを減らせるものは無いかな?」という視線で部屋の中を見渡して、

ひとつひとつ要不要を考えて処分出来ている。

それが「お片付けの自転車に乗れている感覚=片付けられる人の感覚」です!

今日までどうでしたか?毎日片付けているのに、なぜか面倒と思っていないとしたら…
そう思えたあなたはもう「片付けられる人」!!!おめでとうございます!!!

『家がきれいになること』だけが、お片付けではないんです。
この感覚を手に入れて『自分の手で片付けることが面倒と思わなくなること』
これこそが、本当の意味でのお片付けの第一歩だと私は思います。

私は自分が何の気なしにお片付けノートを始め、

日々少しずつの片付けを続けて3週間ぐらい過ぎた頃には
「あぁ、私はもうモノを片付けない日々には戻らないだろう」という自信が芽生えていました。

あなたはお片付けノートで何に気づきましたか?

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是非ノートを振り返ってみてください。
この3週間で、1日3つずつでも60個、5つずつ捨てたとして、

100個以上の『自分にとって要らないもの』が部屋の中から無くなりました。

間違いなく3週間前まで全て家の中のどこかにあったものです。

「処分しよう」という目線で部屋を見て、ひとつひとつ手に取って片付けていなければ、

今後も何年も保管していたかもしれない『不要品』です。

片付けを始める前は「とにかく服がすごいからクローゼットをなんとかしないと…」とか

「本とCDがヤバいんだよなー」など、

なぜか勝手に自分の中で、片付けなければならない場所を限定していたりしたのではないでしょうか。

でも実際はこういった細かい不要品が部屋全体に散らばっていることが、

片付かない部屋の元凶だったりするんですよね。

そしてノートを見返さなければ、初日に捨てたモノなど思い出せもしないでしょう。
見れば見るほど「なんでこんなものずっと置いておいたんだろう…」というモノばかりだと思います。

そしてそれらが無くなったところで、日々の生活になんの支障がないどころか、

少しずつスッキリした空間が現れていることにも、すでに気づいているはずです。

そういう細々したモノをまったくの無意識に持ち続けていた自分自身も、

改めて実感できるのがノートのおかげなんです。

1日3〜5個というほんの少しのモノの整理は、

確実に不要だと思うモノだけが少しずつ減り、

自分にとって必要なもの、大事なものだけが残ります。

休日などに盛大にやろうとするよりも、毎日目に付く不要品をひとつひとつ納得して捨てる方が、

結局は筋トレのように「処分する力=整理力」が付いていくんですね。

モノって、捨てちゃうと忘れちゃいます。

どれだけ大量に捨てても、捨てたら忘れてしまうんです。

でも、処分するときに考えた理由のひとつひとつは、

罪悪感、後悔、損をしたという気持ち、過去の自分への怒り、反省という

ちょっとネガティブで、ずっしりとした重みを伴って、

確かにみなさんの中に蓄積されたはずです。

そして「2度とこんな気持ちになりたくない!」と思いましたよね。

ものを処分するより重要なのは、その気持ちです。

「今度こそちゃんと、使いきれる量だけ買おう」

「買ったからには使い倒して処分しよう」

「欲しい!だけじゃなく、きちんと使うか考えてから手に入れよう」

「使い切るって気持ちいい!」

など、捨てる以外の行動も変わってくるのは、

きちんと理由を考えて処分してこそ得られるものだったんです。

やみくもに捨ててるだけだった頃は、

なぜリバウンドするのかがわかりませんでした。

私は、何気なしに記し始めたお片付けノートの記録のおかげで、
「いままでどれだけやっても片付けが習慣化しなかったのは、

片付かなかった原因を自分で理解できてなかったからだったんだ」

と気づいて、ものすごく納得できました。

 

 

 

『お片付けノート』で

片付けられる人になっていく過程が可視化できた

私はノートを記入することで、不要品が列挙されているのを見ると、

「片付けられないはずの私が、こんなに片付けを続けられてる…」と感じ、

意外なほどモチベーションの維持につながり、毎日続けることができました。

「片付けられないと思っていた自分から変わり始めている実感」
「これだけのモノをひとつひとつ処分し続けてきたという実績」
「こんなにモノを減らしても、全く困ることがなかったという安心感」
「とくべつ頑張らなくても毎日できたという自信」

お片付けノートを眺めると、

こういった目えないものも可視化されているような感覚がありました。
「自分が、片付けられるようになっていっている気がする…!」

という実感を確認できたのもノートのおかげでした。

 

 

『お片付けノート』で

片付かなかった自分の行動や考え方に気づいた

私はずっと長い間、《片付けられる人》になりたくて、

「部屋をきれいにすること」を何度も何度も頑張ってきました。

「部屋がキレイになる」「スッキリする」といった体感的な気持ちよさは、

普段のお掃除や、ときどき気が向いて盛大にやってみるお片付けでも、充分に感じていたんです。

それなのに、いつまでたっても、根本的に《片付けられる人》になれなかったのは

「部屋をきれいにしたこと」にだけ満足してしまっていたからでした。

「処分した不用品」は、ただのゴミとして捨てていただけで、

「なぜそれらのモノが、処分するまでそこにあったのか」、

そんなことは、一度も振り返ること無く忘れ去っていたのでした。

「その不用品をなぜそこに置いてしまっていたのか」

「使っていないモノを持ち続けることの意味」

「無意識にやっていた片付かない行動や習慣」

「モノを大事にするというのはどういうことか」

「モノを買うということの意味」

「もったいないとはどういうことなのか」

「収納とはなんのためにあるのか」

「収納用品は必要なのか」

「使いやすい収納とは何なのか」

「モノを処分して、その理由をノートに書く」というだけのことを繰り返すうちに、

こういったことの「答え」に、毎日少しずつ自分の中で気づいていきました。

みなさんも、そうだったのではないでしょうか?

その問いも答えも、きっと様々だったと思いますが、

それらはすべて「自分で導き出した答え」です。

あらゆるお片付けの本を読めば、そこにいくらでも出ている正しい「答え」。

たくさんの「片付けられる人」が、昔からずっと教えようとしてくれたことばかりです。

でも、それはいつも自分の中を通過してしまうだけの言葉でしかありませんでした。

 

 

誰かに教えてもらうのではなく

「片付かなかった理由」に自分自身で気づくこと

これこそが《片付けられる人》になるために、もっとも必要な事だったんです。

自分がやってきた行動や考え方にふと気付くたびに、

「あ〜。これじゃあ片付かなかったわけだ…」と心の底から腑に落ちて、

二度と同じことは繰り返さなくなりました。

不用品がなくなるのと同時に、

片付かなかった習慣や、考え方も減っていったのです。

勉強と同じで、答えが出るまでの過程を、自分がきちんと理解できなければ、

《正解の答え》だけを教えてもらっても、また同じ間違いを繰り返してしまうんですね。

本当の意味で「片付けられる人」になれなかった理由はここにあったんだと思います。

 

 

 

改めて、今まで持っていたお片付けの本や

情報に目を通してみてください

片付けられるようになってから、改めてお片付け本やブログなどを読んでみると、

《片付けられる人》が教えようとしてくれていることの意味を、はっきりと理解できると思います。

私も、以前はあらゆる片付け本を読みながら、

「そうか〜。そう考えればいいんだよね。さすがだな〜。なるほどな〜。」と思っていたことが、

「うんうん、そうそう、わかる。でも私はそこはちょっと違うかな〜。」など、

《片付けられる人》と全く同じ目線に立って、

片付けについて自分なりに考えていることに驚きました。

きっとこんな体験を、みなさんにもしていただけるのではないかと思います。

《片付けられる人》が教えてくれる片付け術は、

最短距離で部屋を片付けることを目標にしているので、

モノの処分の仕方や、収納方法の『正しい答えの導き方』を教えてくれます。

世の中の片付け術はとても完成されていて、

片付けられる人が実践すれば、必ず部屋がきれいになる方法です。

もし急いでお部屋を片付けたいのであれば、

お片付けノートを経て、お片付けの感覚を手に入れた今なら、

以前やってみて挫折したことがあるお片付け術も、ものすごくはかどることと思います。

そしてそのきれいな部屋をキープすることも、簡単です。

もちろん、お片付けノートを日々少しずつ続けるだけでも、

ゆっくり確実に部屋はきれいになっていきます。

お片付けノートはお片付けの基礎トレーニングです。

基礎さえできていれば、応用はいくらでも可能です。

 

 

自分が《片付けられる人》になれば

部屋は片付いていきます

お片付けはこれからも続きます。
自分の買ったものすべてを、一生持ち続けるわけにはいかないことは、分かっているんです。

そしてモノにはそれぞれの手放し時がある。

今捨てられないものもいつか処分する時がかならず来る。
それがいつやってくるのかは分からない。

だから今日も少しずつお片付けを続ける。
今日より明日、明日よりあさっての方がきれいな家になっているはず。

3週間できたら、あと1週間続ければ【1カ月間毎日】お片付けを続けたことになります。
年末まで続けたら、今年の大掃除は今までとは全然違う片付きっぷりになるかもしれません。

今はまだまだスッキリ片付いた部屋ではないかもしれませんが、

小さな達成感を日々感じていれば、今日より明日、明日よりあさって、

その先にちゃんときれいな空間が現れます。必ず現れます。

もうみなさん、「日々、不要品を見つける目」を持って

「毎日片付けを意識すること」を当たり前に出来るようになったんですから。

そしてこれからも、自分でたくさんのことに気づいていくことでしょう。

これからご自身で気づくことの中には、

「より良い収納の使い方」「モノの住所の決め方」「効果的な掃除の仕方」など、

どんどん片付けやすい家になるようなことも増えていくはずです。

「片付けられる人」どころか「お片付け上手」になってしまうかもしれませんよ!

ではでは皆さん、これからもお片付けノート、ぜひ続けてくださいね!

「もう書かなくても大丈夫。」と思える日まで。

 

最後に、『お片付けノート』にトライしていただいて、ありがとうございました。

今日もどこかで誰かが、自分の力で《片付けられる人》になっていっていると思うと、

私の片付けられなかった経験が役に立つこともあるんだなぁと、本当にうれしいです。

それでは、卒業証書の授与です。

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お片付けノートが書籍になりました

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